電話
それは昨日の事です。
ルカパパは風邪でダウンし、会社をお休み・・・にもかかわらず、私は友達とのランチの約束があったので、風邪で苦しむルカパパを尻目に、いそいそと出かけてしまいました。
ランチを食べながら、友達はルカパパを心配してくれて「お昼はおかゆでも作って来たの?」聞いて来ます。
「そんなことしないわよー、冷凍庫に冷凍ビビンバチャーハンがあるからチンしてねって言ってきた」という私の言葉に友達は
「そんな・・・、風邪のときに消化の悪いもの食べられないわよ。しかも作らないで言ってきただけだなんて・・・」と後は、言葉にならずに絶句の状態でありました。
楽しくランチを終えて帰宅すると、ルカパパも私がいなかったので、のびのびできたのか?具合もよくなり、パソコンをしておりました。
お昼も冷凍ビビンバチャーハンをフライパンで炒めておいしく食べたとの事。
ほーら、心配しなくても平気だよ〜、などと思っていると、電話のベルの音。
パソコンのすぐ近くに電話があるのでルカパパが受話器をとると
ルカパパ「もしもし、えっ、あっそう」と、めんどくさそうに受話器を置きます。
私「間違い電話?」と聞くと「うん、まったくもー」といらいらするルカパパ。
するとまた電話のベルが・・・
ルカパパが「またかよー」と受話器をとり「もしもし、どちらさま? 何番おかけですか?」かなりこわーい声。
「まったくもう、何にも言わないで切りやがった」と、受話器を置きました。
私「男の人?」
ルカパパ「うん、"えっ、あの、その・・・"ってしどろもどろでさー 優柔不断な男って感じの声だったよ」
私はその時、はっと気がつきました。そのしどろもどろで、優柔不断な奴は、あなたの息子・・・。
ある事情があって(ルカのせいではけっしてないのですが)、ここ2、3日は学校から帰るコールをすることになっているルカ。
そのために、もう持たないと決めた携帯電話をいやいや学校に持っていっているのでありました。
今日は部活があってもう少しおそい時間に帰るコールがあると思っていたのですが、急に部活が中止になることもよくある話・・・もし、そうだとしたら、だいたいルカが学校をでる時間です。
私「ねえ、ルカの声じゃなかった? ルカはお父さんが会社休んでいるの知らないから、私が出ると思ってたのに、男の人の声だったからびっくりしたんじゃないかなー」
ルカパパ「えー? ああそういえばルカの声だとも思えなくもない・・・」
私「全く、自分の息子の声くらい覚えておいてよ」と、自分のことは棚に上げて言ったのでありました。
私「まっ、あと1時間半くらいでルカが帰ってきたとしたら、間違いなくルカだわ」
そして、1時間半後、ルカは帰ってきたのでありました。
私「今日は帰るコールしなかったの?」
ルカ「それがさー」
私「男の人が出て、どちら様ですか、何番おかけですか?って言われたんでしょ」
ルカ「そう! えっ?何でお母さん知ってるの? おかしいなー」
そこで、ルカパパ登場
ルカパパ「今日はお父さん、会社休んだんだよ。おまえさー、携帯電話の登録番号からかけたんだろ? 間違うはずないんだから、一言、ルカですって言えよ〜」と大笑いなのでありました。
ルカ「え〜〜!! うそー、お父さんだったの? 声が低くてわかんなかった」
どうやら、電波の具合が良くなかったようで・・・。
それにしても、思えば思うほど間抜けなお話・・・本当はいろいろ近況にupしたいことがあったのですが、今週の一押しの話題となりました!
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