三日天下
三日天下、三日坊主・・・長続きしないものはたいてい三日で終わるようですね。
そして今回それを実感したのが、ルカのケータイの使用期間。
皆さんからも祝福いただいたのに、ルカは三日間でケータイの使用をやめてしまいました。
原因は、ルカのプライバシーの問題もあるので、はっきり言えないのですが、学校で先生に預けず使用してしまったことにあります。
あんなに、ケータイのマナーに厳しいことを言っていたルカなのに、念願のケータイを手に入れたルカはうれしくてたまらず、ついつい羽目をはずしたのでありましょうか?
以下、ルカの後悔の言葉です。
「何であんなガキぽっいことしたんだろ?」
心理の先生に相談してみたら?
「うーん、でもねT先生はいつもあんなに俺のことを誉めてくれるのに、こんな事をしたって言ったらがっかりするだろうなー」
「お母さん、この間、療育センターで俺の話を聞いたお父さん達に、俺はホントはそんな立派な人間じゃないって、訂正してよ」
「ケータイを持っていると、また悪いことをしそうで怖いから、もう俺は使わない。お母さん使って。」
ということで、ルカはわすが三日間でケータイの使用をやめてしまいました。まあ、もともと、もしルカがあまり使わないようだったら私が使おうとは思っていたのですが・・・
反省の弁を聞いていると、ここまでわかっていて、なんでやってしまうんだろう?と・・・いつも何かしでかすと思ってしまいます。
感情のコントロールの苦手なルカは、療育センター時代は、よくコップの水に例えられて、
「コップの水が8分目くらいに入っているとちょうどいいのに、感情が高ぶっていっぱいになり、あふれ出してしまうと、もう歯止めがきかなくなる。そうなる前に対処しなくてはいけない」と言われていました。
この頃のルカは、何か真面目にやらなくてはならない場面では自制心が効いて、落ち着いて過ごせるのですが、自由な遊び時間の過ごし方は、まだまだのようです。
もちろん、その時間は少々羽目を外してもいい時間で、そういう時間も人間にとっては貴重だと思うのですが、ルカはその加減がわからず、脱線してしまいます。
一人でいる時は脱線しても、そんなにトラブルになることはないのですが、友達同士でふざけている時などは、トラブルになってしまう・・・・ルカもそのことが十分わかっているらしく、今回の件でケータイの使用だけではなく、友達つきあいもやめると言い出しました。
ルカの言うことももっともですが、友達同士、いろいろなトラブルを乗り越えながら成長していけるのも事実です。
「せっかく、友達と遊べるようになったのに、寂しくない?」とルカにきくと
「うん、そうなんだよ。遊ばないって決めたはずなのに、やっぱり俺も寂しいなーって思うよ」
とルカ。
それでも友達には「一緒にいると羽目を外してしまうから、つきあわないことにする」と自分からつきあえない理由を言ったとのこと。
・・・今はそれが精一杯かもしれないね。
今日で2学期も終わり。ルカも冬休みが終わったら、また気が変わるかも・・・と言っていたし、また時間がたてば、友達つきあいも復活するかもしれません。
親子共々冬休みはのんびり過ごしたいなーと思ってます。
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