レンタル
ルカは今年の夏あたりからレンタルビデオにはまっています。
はじめは自分の会員カードがないので、会員カードを持っているルカパパが行くときに一緒にいって借りていたのですが、親と一緒にビデオを借りに行くのがあまり気が進まない様子でした。
歩く駅すぱあと君のルカは、一度いったことのあるところは、たいてい次は一人でいけます。
とある日、一人でビデオを借りようと、レンタル屋さんにいったらしいのですが・・・会員カードがないルカ、もちろん断られたということでした。
そうだった・・・レンタルは会員にならないと利用できないということをルカに説明してなかった・・。
いままでは、新しいことをするときはなんでも親に相談してくれていたので、その時説明しようと思っていたのに、この頃、どうも親に内緒にしたがることが増えました。
レンタルビデオに関しては、いろいろと・・・いろいろと心配はあるのですが、本人が自由に借りたいという気持ちを尊重して(18禁のことも彼は知っているようだし)、本人の会員カードを作りました。
それからというもの、せっせとビデオを借りてくるようになりました。ダビングの仕方もルカパパに教えてもらい、私などは1回や2回教えてもらってもなかなかできないのに、興味のあることに関しては飲み込みの早いルカ・・・すぐに覚えました。私には何のビデオを借りているのか絶対悟られないように工夫しながら、何かと忙しいルカです。
そんなことで、特に問題もなく過ぎていったのですが・・・・
先日、ルカパパもレンタル屋さんに行くというので、ルカも返すビデオがあったら一緒に・・・と誘いました。
「うん、行く、行く」と妙に乗り気です。そしてそのあと決心したように「実は・・・」と話し出しました。
どうやら、ビデオを返すのを延滞してしまったということ。
下校後、返す予定だったが、その日は大雨でしかも部活があって、帰宅が遅くなり、行く気がしなくなってしまった。延滞料金を払えばいいやと思い、その日はあきらめ、次の日、下校後返しに行った。
ところが!!
延滞料金は200円だったと思い、きっちりお金を持っていったら、その時は2本借りたので、しかも消費税も取られて420円払えと言われた・・・お金が足りない!!
「お金が足りないんですけど・・・」と言うと、次にくるときに払ってくださいと言われたそうです。
ほんとは、延滞しないように気を付けないと・・・と注意しなければいけないところなのに、ルカの必死で、そのわりには間抜けな行動につい、ルカパパと二人で大笑いしてしまいました。
「あれ? 怒られるかと思ったのに」とルカも拍子抜けの様子でした。
その日、レンタル屋さんに足りないお金を払って無事済みました。
ルカには、延滞を繰り返すと信用がなくなってビデオが借りられなくなる(私もよく知りませんが)ことと、延滞料金を払うことはお金のムダであること等、話しておきました。お金の損・得はすぐ飲み込めたものの、信用問題については、なかなか納得するのに時間がかかりました。
経済観念があるのはいいことですが、なんでもお金さえ払えば・・・というふうにも思って欲しくないなー。
こうやって、親には内緒に事を進めようとして、いろいろ失敗しながら、だんだん親離れしていくのかなー、そんなことを感じさせる出来事でした。
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