・近況報告168

三回忌

土曜日、ルカの祖父の三回忌でした。
昨年、一周忌の時にも近況でお知らせしましたが、親戚の人が集まっての行事は何かと気をつかうものです。
ルカも一生懸命なのですが、どうしても気分が"ハイ"になって口数が多くなります。
一周忌のこと覚えているかなーと思いルカに聞いて見ると、「忘れてしまった!」とのこと。
一日、どういう順番で何をやるのか教えて欲しいとルカ。
ふむふむ、そうだよね。あらかじめ予定を知ることが落ち着いて過ごせる第一歩だよね。
主人の実家にいって、お寺にいって、お墓にいって、その後会食・・・と説明。
ほらっ、昨年のこの会食の時に、ルカったら苦手な魚が出てきて「こんなの食べられなーい!!」とか騒いだでしょ。と、ついでに昨年のことを言っても、どうもよく思い出せない様子。
めんどくさいので、昨年の近況報告を読んでもらいました。
そして「あー、思い出したよ、そうだった。あの時親戚のおばあちゃんが、俺よりミミの方が年上だって勘違いしたんだよね。あれはむかついたなー」と、やっとルカは思いだしてくれたのでありました。
そうだったんだ。一応、弟に間違われたことを気にしたわけか・・・と私も新たなる発見。
「よし、今年は間違われないように、ずーっと黙っているよ」とルカ。
そう、ここが難しいところです。彼の場合、おとなしくしていなければ・・・という意識が働くと、聞かれたことに対してもうつむいたまま何も答えない状況に陥ってしまうのです。それはそれで、親戚の人が具合でも悪いのかと心配してしまいます。
「ルカ、聞かれたことには答えてね」と念を押しておきました。まことにほどほどということはルカには難しい。
それと、嫌いなものは残していいし、残すのがもったいなくてイヤだったら、お母さんのお皿に移すように、ということも言っておきました。

そして本番。
今まで一番、落ち着いた態度で過ごせました。嫌いなものがでて来たらどうするか、あらかじめ決めておいたのがよかったのかも知れません。それと、ミミより年下に見られるのはどうしてもイヤだという固い決意が功を奏したようです。
昨年間違えた親戚の方とは、会食の時は意識的に離れたところに座ったことだし・・・。 はー、やれやれ。
しかし、また新たなる問題が。
お寺で読経を聞いている時、親戚のオバサンのケータイの呼び出し音が鳴ってしまいました。
このオバサン、あわてることもなく、すぐ呼び出し音を切ることもなく、ケータイを持ったまま外へでて、しばらく話し込んだのでありました。
家に戻ってからそのことを思いだし、 「あれは、まずいよ〜。どうして電源を切っておかないんだ? やっぱりケータイを持つのは問題だなー、あー、どうしよう〜。やっぱり買うのよそうかな〜」と、混乱していくルカ。
友達が持っていることから、ケータイへの抵抗感が薄れ、欲しいと言い出したので、12月の誕生日にプレゼントしようかと思っていたのに、また振り出しにもどるのか・・・・・。
それは、そのオバサンのモラルの問題であって、ケータイそのものが悪い訳ではないのですが、一つダメだとそれに関連する全部のものがダメになってしまうルカの思考回路。
「勝手にしてよ!」と思わず言ってしまいました。

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