校内現場実習A
先週お話した通り、先週までの2週間、ルカの学校では校内現場実習がありました。
いつもは1週間ですが、今回初めて2週間ということで、どうかなーと少し心配でしたが、体力的には全然問題なく、無事終わることができました。いままで、何度か一日中作業ということを経験してきたので、かなり慣れてきたなーと思います。
ルカの言葉を借りると「体力的には疲れなかったけど、精神的な疲れがあったなー」だそうです。
内容については、ルカの作文(まだ下書きの段階ですが)で紹介します。
校内現場実習を終えて
10月27日から11月7日まで校内現場実習をやりました。ぼくはB窯業をやりました。主に電動ロクロでフリーカップ作りをしました。他にもいろいろなことがありました。
4日目にはロクロがオーバーヒートをして動かなくなったこともありました。あの時はビックリしました。7日目には大変なミスをしてしまいました。不注意で機械ロクロの製品を落としてしまい、結局ヒビが入り、その製品はダメになりました。○○先生、あの時は本当にすみませんでした。
フリーカップ作りは、最初は良くなかったけど、練習する度うまくなりました。前までヘタだった菊練りもだんだんよくなったのでよかったです。課題はそうじを早く終わらせることです。先生方、二週間ご指導ありがとうございました。
まず、みんながやりたがる電動ロクロを、不器用なルカにやらせてもらったことを、とってもありがたく思ってます。
製品のできばえはともかく、一つのことにじっくり取り組む作業は、ルカに向いているんだなーと思いました。一日中ロクロに向かっているのは、かなり忍耐のいることですが、参観でみた限りでは、集中力も持続しているようですし、ルカもそんなに大変だと感じることもなくやっているように見えました。
一方で、スピードを求められること、今回の窯業でいえば、最後の掃除ということになるのでしょうが、それはやはり苦手・・・というか、今後努力してもさほど効率はよくならないのではないか?という予感がします。
とはいえ、実際の社会では、ある程度のスピードも求められるわけで、そこが頭の痛いところになるのでしょうか・・
なかなか、一つのことにじっくり取り組める仕事って、特に最近は減ってきているようですし。
そうそう、作文にも書いてありますが、今回、ルカは誤って他のグループが作った製品を壊してしまいました。 こんな状況は、ルカにはなかなか耐え難いことです。
家で私に報告したときは、やはりかなり落ちこんでいました。学校ではどうだったのだろう?と、ルカに聞いて見ると
「職場は、落ち込んだりしてはいけない場所だから、我慢したよ。その分、家の中ではいいでしょ」
という答えでした。
ルカなりに、「職場ではこうあるべきだ」という考えがあって、その場にあった自分の振るまいということを、彼なりに考えられるようになってきているようです。
今回の作業実習での収穫は、やはり彼のこの真面目さ・・・実直さが彼の「売り」だということを再認識したことです。
「これで、校内の実習は最後だね」と、実習を終えた後、感慨深げにルカは言いました。
そうなんです!
3学期からは、いよいよ実際の企業での実習になります。
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