練習試合
ルカは今年からバレー部に入りましたが、夏休みに入ってから同じ市内の某大付属養護学校と練習試合をしました。
部活の見学はなかなかできず、様子が全然わからなかったので、良い機会だと思って私も応援に行きました。
バレー部の部員数は男子6人、女子4人でそのうちほとんどが1年生で、できたてのほやほやチームです。
一方相手チームは部活の中でもバレー部がとても盛んなそうで、中等部の子も参加しており、大人数でした。
大丈夫かしら?という心配をよそに、私の予想以上にいい試合を展開。
何試合かやりましたが、1試合負けただけでした。(ルカ達は人数が少ないので出ずっぱりでしたが、どうやら相手は一試合だけベストメンバーだったらしい・・)
サーブが入ればいい方?という私の予想とは裏腹に、レシーブ、トス、スパイクとつなげられることも何回かあり、「すごーい!」と一緒に応援に来ていたお母さん達と盛り上がってしまいました。
ルカは球技は苦手。ボールが来ると腰が引けて怖がるタイプです。
なのでバレー部はどうかなーと心配ではありました。やはり、メンバーの中でもうまいとは決して言い難いのですが、それでも私が記憶していたルカとは違って、ボールがきても腰が引けることはなく、サーブも上手に入ることもあって、点数を入れることができました。
ルカがバレー部に入って試合する姿を見ることになるなんて、ルカがほんの少し前までは考えられなかったことです。
家に戻ってからルカに
「前はボールを怖がってたのに、もう平気なんだね」と言うと
「それは、サッカーやバスケの時だよ。バレーも中学の体育の交流の時は、すんごいうまい子がいて、強いボールが飛んでくるから、あれはきつかったけどね・・・、まるで俺がみんなの足を引っ張ってるのかと思ってたよ」とルカ。
そうかー、中学の時、ルカなりにいろんなことを感じていたんだね。
苦手な球技も環境をかえれば楽しむことができるというわけか・・・。もちろん、中学の経験があってこそ、そう思えるワケですが。
ところで、私はスポーツは苦手ですが、それでも人並みだと思えるのがバレーと水泳。
小さい頃、「アタックNO1」や「サインはV」を見て、すっかりはまってしまったのです。(やだー、そんな昔は知らないなんて言わないで!)
ルカを見ているとついつい、教えたくなってしまいます。
ルカがバレー部に入った時、ミミの前で「バレーボール買って、公園でルカに教えようかな?」と言ったことがありました。
するとミミは「お兄ちゃん、せっかく部活に入る気になったのに、そんなことしたらかえって引いちゃうよ〜。」と私をたしなめたのでありました。
それでも、試しに言うだけ・・・と思ってルカに
「ねえ、今度公園でバレーボールしようか? お母さん教えてあげる!」
と言ってみたのですが、
案の定「いや、家でやるほどでもないよ。学校で十分」と、あっさり却下されてしまいました。
ハハハ・・・やっぱりだめか。
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