お小遣い
先日お便りコーナーでもちらっと言いましたが、ルカの貯金は電車の旅を始めてから確実に減っております。
それに加えて高校に入り、友達もできて、この間はとうとうゲームセンターへ行ってしまったらしく(うーむ・・生徒指導の先生には聞かせたくない話だ！)、友達とのおつきあいのお金も必要になってきました。
先日も、プチ電車の旅に出かけようと、駅すぱあとでいろいろ検討。
以前は路線のみを調べていたのに、今や運賃の計算はかかせないものになっています。
電車賃を浮かせるためにあれやこれやいけないことも！検討して出発。
しかし、なんせルカが使っているスイカはごまかしが効かないので、結局、帰りの駅でぜーんぶ精算するハメになって帰ってきたもようです。
あの、あの品行方正なルカが、そんなずるいことを考えるなんて・・・。
（はっ！ いえいえ違います、JR様。始めから払うつもりでした・・）
ちなみにルカの１か月のお小遣いは２０００円。ルカは毎日のように自動販売機でジュースを買っています・・・それだけでも足りない額なので、以前から私は「お小遣い値上げしようか？」とルカに言っていたのです。
しかしルカは「うちは、ビンボーなんだからそんなことしちゃだめだよ」と言っていたのでありました！
まあ・・・そういうふうにルカを言いくるめたのは私なのですが・・・あまりにもビンボーと思いこんでいるようなので
私は「この頃はそんなでもないかな？」などと事実に反する？ことを言ったりしてました。
今回のプチ電車の旅で、電車賃をうかすことに失敗したルカ。
私も少しかわいそうになり・・・というか今のままでは彼の財産は絶対破綻するのが目に見えてます。
(下手な悪知恵を働かせてトラブルになるのもイヤだし)
そこで、ルカにお小遣いの値上げを提案してみました。
すると・・・今までのルカとは人がかわったように、その話に乗り気ではありませんか！
しかも私が「３０００円！」というとルカは「５０００円！」と、競りでもやっているような雰囲気に・・。
結局、一ヶ月３５００円ということになりました。
はあー、欲のないかわいいルカはどこへ？といった感じです。
ある先生の言葉をふと思い出しました。
ルカがお金に欲がないとう話をするとその先生は
「お金に困ったコトがないからよ〜」と笑っておっしゃいました。
全く、その通りです。
まあ、言い方を変えるなら、お金を使う楽しさを覚えたということでしょうか？
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