・近況報告136

花粉症

花粉症なのは私です。ルカは季節の変わり目に軽い鼻炎にはなるものの花粉症とは無縁です。
毎年この時期になると「花粉症かなー」と思っているうちに症状は治まるのですが、今年は薬を飲むハメに・・・
この頃は市販の薬もいろいろ出ていて、飲んだら効きました。でも、それに油断した私はマスクもせずに普通に外出していたら、のどまで痛くなり、今は花粉なのか風邪なのかが全くわからない状態であります。
当然のことながら私の気分は最悪で、こういう時は決まってルカパパを始め、家族にあたりちらすので、ルカも災難です。
というか、ルカと気分良く接することができるのは、私の気持ちに余裕にある時なんだなーと思い知らされます。

休日の朝、電車の旅に出かける予定のルカ。
「お母さん、ゆうべ洗濯に出した手袋、もう乾いたかなー」と、まだ起きて間もない頭がぼーっとしている私に聞きにきました。
いつもなら「まだだよー」で済む物を 機嫌の悪い私は
「なんでゆうべ洗濯に出したものが、次の日の朝乾いていると思うのかな? お母さんはルカの洗濯物が出たら夜中でも洗わなくちゃいけないわけ? それになんで手袋をいちいち洗濯に出すのかなー? 手袋なんてめったに洗濯するもんじゃない」とまくしたててしまいました。
ルカは当然動揺し「ごめんなさい、俺ってバカだよね、前日の夜出したのはいつ乾くの? わからないから・・・」とのお返事。
私はそんなこと自分で考えろーと思いつつ「天気が良ければ次の日の夜です」と冷たい答え。
そばで聞いていたルカパパが、さすがにルカを不憫に思ったのか「お父さんの手袋していきなよ」と自分の手袋をルカに貸し、ルカは傷心?のまま、電車の旅に出かけたのでありました。

そして夜。
夕飯は手抜きのしゃぶしゃぶ。我が家にしゃぶしゃぶ用の気の利いた鍋などあるはずもなく、土鍋でやってしまうのですが、 それでもお肉を鍋に入れてしまうとすぐ固くなるので 箸で肉をもったままお湯に肉を付けて、色が変わったら食べるようにルカに言いました。(今回が初めてではないはずなのに・・・)
「わかった」といいながら、いつもと違う食べ方をせよと言われたルカは混乱の1歩手前の状況。
その日私は何を思ったか、豚しゃぶと牛しゃぶの2種類を食卓に並べてました。
ルカにお箸で・・・と言ったのは豚しゃぶの時。
そしてルカは案の定牛しゃぶのときは箸でもたずに、すき焼きのように肉をどんどん入れ始めました。
私「ねえ、豚も牛もやり方同じなんだけど・・・なんでわかんないかなー??」
ルカ「えっ? そうなんだー、そうだよね、俺ってばかだばかだばかだ・・・」と、「バカだ」が止まらなくなってしまいました。
そして私が「もう〜。うるさんいんだけど・・・」と一言言うと、ルカは突然席をたち自分の部屋に行ってしまいました。
「そんなにきつい言い方したかなー? まったくふだんと違うことやれっていうと、なんでこうも動揺するわけ〜?」と私がルカパパ、及びミミに愚痴ると
「その、ほらっ、機嫌の悪い時の低い声の響きがさ、なんとも言えないんだよな」とルカパパ。
ミミは「お兄ちゃんはさー、何回も同じことを言うことによって、混乱した気持ちを鎮めようとしていたわけだからねー」と、母の自閉症の子に対する最悪の対応を、やんわりなじったのでありました・・・
「ミミは将来、立派な心理士になれるわ」と、笑うしかない私でありました。

それにしても、この頃の否定された時のリアクションの大きさは、少し気になります。
ちょっとしたことでも「俺はバカだー」が始まってしまいます。
立ち直りも早いのですが・・・そのたびに私たち家族は疲れます。
学校ではそんな報告は聞かないので、やはり家でリラックス気分の無防備な時に、それは起きると考えられるのでしょうか?
ほんの一瞬のことなので、無視すればいいことなのですが、体調が悪く心の余裕が無い時はこたえます・・・

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