・近況報告127

宿題

もう冬休みも終わってしまいます。
皆様、宿題は無事済みましたか?
ルカの冬休みの宿題は、家庭科と「心と体の健康教室」から出されました。
家庭科は、いつものお手伝いの記録と冬休み中に自分で作った料理の感想・・・ルカは焼きそばとトンカツを作ってくれました。
それからリンゴの皮むきの練習でした。おかげでこの冬休みはリンゴを食べる機会が多かった!
そして「心と体の健康教室」
これは、月1回程度、ルカが通っている養護学校独自の授業としてやっているものだそうです。
1学年の目標は「自分を見つめ、自分について知る」です。
平たく言うと、性教育の一環としてやっているみたいです。
クラス分けは、性に対する関心度別になっているもようで、ちなみにルカは中くらいの関心度のクラス、ルカは毎回この授業があった日は、「恥ずかしい〜」を連発しています。
今回宿題に出されたのはそれとは少し異なり、今までの自分を振り返り、お世話になった人達を思い出してみようということで、休み明けお互いに発表しあう予定のようです。
お互いの発表を聞いて、人間は1人では生きているのでなくて、いろいろな人との関わりによって生きているということを実感させるのがねらいでしょうか?
ルカは、見本のプリントに基づき、いろいろ昔を振り返って宿題を仕上げることができました。プリントの書く覧が少なかったようで 「これじゃー、足りないよね・・・」と言っておりました。
その内容をここで、ご紹介します。

心と体の健康〜私を見守ってくれている人たち
私の年齢その人の名前その人との関係 エピソードなど
2歳おばあちゃん父方の祖母
妹出産の時、家にきて僕の世話をしてくれた。
3歳sドクターリハセンターの医師
いつも相談にのってくれる。
9歳s先生小学校の担任の先生。
一緒にフェリーに乗って千葉の海に連れて行ってくれた。
しかし、途中で入院してしまい、
ちょうど中学に入ったときに戻ってきたので、残念だった。
14歳O先生中学校の担任の先生。
困ったことがあると相談にのってくれた。
0〜14歳おじいちゃん父方の祖父。僕と性格が似ていた。
祖父は僕のことをとてもかわいがってくれた。
僕がいやだった話をすると「石を投げろ」というので、祖母に注意されていた。
面白い人でした。
しかし、中3の時に亡くなられた。
親戚で初めて亡くなられたので、悲しかったです。
 
最後のおじいちゃんの所は、補足が必要ですね。ルカが自分で考えて書いたのを、私もあまり口出ししなかったもので・・・。
中学生の頃だったかな? 同級生にからかわれて嫌な思いをしたことをおじいちゃんに話した時に、おじいちゃんは「そんなときは相手に石を投げてやれ」と冗談とも本気ともつかない口調でルカに言ったのです。
それを聞いていたおばあちゃんが、ルカが本気にしては困ると思いあわてておじいちゃんをたしなめたのでありました。
ルカは石を投げたりするのはいけないことだとわかっていたので、それを本気には受け取らず、おじいちゃんは面白いこというなあーと感じたのだと思います。
私は、おじいちゃんのエピソードは何を書くのかなーと期待していたのですが、期待に応えてなかなかいいエピソードだと笑ってしまいまいた・・・お世話になったこととはちょっと違うかな? 
それと、リハの先生はほんとにたくさんの先生にお世話になり、誰を書くのかなーと思っていたのですが、主治医を書いたあたり、ルカって意外に世渡り上手??と思わせてくれます(笑) 長いおつきあいですし、ルカの言うとおりですね。

今回、この宿題をやることになり、昔を振り返って、ここには書かれていなくても、ルカはホントに大勢の人に見守られて大きくなったんだなーと、しみじみ思いました。
障害をわかってつきあってくれた人、そうでない人、さまざまだけど、ルカのことを真剣に思ってくれたに違いない・・・そしてルカの心の中にもたくさんの思い出が残っているんですね。
これからも、たくさんの出会いを大切にしたいものです。

前に戻る