携帯電話
このごろのルカの主張は「便利なものは世の中をダメにする」というものです。
電車に乗ることが多いルカ。
電車の中でのマナー違反にもかなり厳しくチェックが入ります。
電車のマナー違反の代表的な物と言えば携帯電話。「車内での携帯電話の使用は固くお断りします」という注意があるにもかかわらず、平気で話している人、まだまだ多いですね。
ルカはそれが許せないのです。
そこまではよくある話で、ルカよ、偉い!と言ってあげたいのですが、それからルカの考えは発展し、
マナーを守らない人が悪いという発想ではなく、そもそも携帯電話なんていう便利なものがあるからいけないんだ!という考えになってしまいました。
近頃は、ルカパパが携帯電話を使ってると、「そんな携帯電話なんてものを使って・・」と文句をいうようになりました。
先日、おばあちゃんの家に行ったときも、「話を聞いて貰いたい」と言って、自分の主張を大きな声で言っておりました。
ルカは自分の考えを人に聞いてもらうのが大好きです。そして、できれば「そうだ、その通りだ」と言って欲しいのですが、それがなかなか・・・です。
この携帯電話説も、途中のマナー違反まではみんなうなずいてくれるのですが、携帯電話不用説のところにくると、でもないと困る・・という反論がでてきてしまいます。
それでもおばあちゃんはまだ、気長に聞いてくれるからいいのですが、ちょうどおばあちゃんの家にいたとき、親戚の人が来たのですが、ルカは
「ようし、俺の話を聞いて貰おう!」はりきってしまいました。
まずい、と思った私はルカを連れて、別室に移動しました。
「えっ、なんでなんで?」とルカは納得ができない様子。親しさの度合い、場にふさわしい話題、これはほんとに難しいですね。
普段、一人で電車に乗っている時は、独り言もいわなくなったし、ずっと黙っていることができるのに、いい話し相手がいると、言いたい放題で話が止まらなくなります。
私などは我慢の限界超えて「もう、限界!黙ってて」と言ってしまうことがあります。
そうするとルカは、ガムテープを口に貼るのです。ルカの話によると、しゃべらないようにと思っても、勝手に口が動いてしまうそうです。
注意した私の前でガムテープを貼られたんじゃー、あてつけか?とますます腹立たしくなりますが、
本人はそんな気持ちではぜんぜんないんですよね・・・。
当分便利な物不用説は続くのかなあ〜。
だけど君だって便利なものを使っているよね。例えば自転車。
駅まで歩けないことないのに、駅前に止めちゃいけないって言っているのに、めんどくさいとかなんとか言って、止めていることがあるよね。
よーく考えるんだ。ルカくん!
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