魔女体操
新学期が始まってあわただしい毎日。
私たちの地域では9月は体育祭(運動会)の月です。
ルカの中学でも、体育祭の練習が始業式とともに始まったようです。
ルカの事件簿でもお知らせしましたが、ルカはいまでこそ体育祭を楽しめるようになったわけですが、
小学校低学年の頃は最悪でした。
この頃、思い出話もできるようになったルカ。
なぜあんなに運動会が嫌だったのか、本人に聞いてみました。
「めんどくさかった」と一言。
こちらが思い出してほしいことに限って思い出せない様子でしたが、一つだけ話してくれました。
「そういえば、ラジオ体操も俺はやらなかったよね」とルカ。
そうそう、運動会につきもののラジオ体操、これもルカは見事に抵抗してましたっけ。
「初めて"ラジオ体操"をやるよと言われたとき、魔女体操と聞こえたんだよ。そんな怖いモノやりたくない!って思って、嫌だ、嫌だって言ってたんだよ」
なるほど、魔女の体操は確かに不気味かも。
しかし、低学年のルカが"魔女"を知っていたなんてちょっと意外。
拒否をするにはそれなりの理由があるようですが、まさかそんな理由があったとは・・・。
それならそうと言えばいいところですが、自分の不安を言語で訴えるのって、かなり難しいことのようです。
大人はラジオ体操と言えば、すぐ「ああ、あれか」とわかりますが、経験のない子供にとってはなんのことかわからず、大きな不安となるんだなあと改めて思いました。
もう、中学三年になって「中学生最後の体育祭か・・・」と感慨深げなルカ。
今日も体育祭の練習で普段より遅い帰宅でした。
特殊学級の子にとっては、交流が多くなり試練の時期かも。
無事乗り切って欲しいものです。
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