・近況報告 その50


修学旅行2

修学旅行から無事戻って参りました!
   
ルカが撮った金閣寺です。
期待していたおみやげは、祖父母にたくさんお小遣いをもらったにもかかわらず、キーホルダー1つ。
我が家には、生八つ橋とよもぎだんごの菓子折2つ。
そして、自分にはなんと、長寿のお守り。よほど、長生きしたいらしい・・・。
「そのお守りは、おじいちゃんたちの方がよろこぶんじゃない」と、言っては見たのですが、
「いやだ、俺のだ」ときっぱり。
キーホルダー1つ持って、祖父母のうちに行くわけにはいかないので、よもぎだんごも持っていくことにしましょう。
ちなみに小学校の時の日光の修学旅行のおみやげは、祖父母にはサルのかわいいぬいぐるみで、自分にはしぶーい木彫りの猫の置物でした。
このときも、置物の方が祖父母の土産にふさわしいと言ったのですが、答えは今回と同じです。

旅行から帰ったルカは、元気そのもの。
夕御飯を食べながら、3泊4日の一部始終を話してくれました。
なんせ、新幹線に乗って、その停車駅まで話すので、話は延々続く・・・という感じでした。
彼にしてみれば、いろいろな電車に乗れたことが、一番の幸せだったようですが、こちらとしては、一緒にいった同級生の話とか、広島の原爆資料館の感想とかを聞いてみたい訳です。
電車の話は、できるだけ早送りさせて、そのほかの話を聞いてみました。
普通級の生徒の話では、グループ行動なのにはぐれた子がいたとか、ぜんぜん計画したところと、違う所を見学したグループがいたとか・・・
旅館でルカと同じ部屋の子は、どうも普段から奇行が目立つ子らしいのですが、部屋で全裸になって暴れまくったとか・・・
うーむ。一度心理検査を受けた方がいいのでは?余計なお世話ですね。すいません。
それから、ちょっと気になったのは、気の弱い子たちが、乱暴な子たちのいじめのターゲットになっているらしいこと・・・
ルカいわく、「あの子もさー、つっこまれるようなことするからいけないんだよね。食事のあとかたづけに、食べ物こぼしちゃったりするから・・・」ということなのですが、
そういう些細なことを理由に、殴る・蹴るの暴行があったらしいのです。
「ルカは大丈夫なの?」と聞くと、
「俺は不思議といじめられないなあ」とのこと。
実は、ルカが1年のときは少々あったのですが、そのたびに学校と連絡を取り合って、厳重注意してもらいました。
学校も特殊学級の子の訴えに対しては、とても敏感なようで・・・。
それに懲りたのか?2年からは、大きなトラブルもなく過ごせています。
1つだけ、お風呂の中でちょっとからかわれたみたいですが・・・それくらいは、よしとしましょう。
そのことも、自分で担任の先生に言って、注意してもらったそうです。
お風呂の中の出来事なので、かなり言いにくかったみたいですが。
ルカパパいわく「特学に入った最大のメリットだ」
最大かどうかはわかりませんが、障害のある子がなんの援助もなしに普通級に在籍する場合は、いじめは避けて通れない問題であると思います。

今回は、新幹線の駅に直接集合・解散だったので、駅までルカパパが「車でおくるよ」といってくれたのですが、
「一人でやる」というので、行き帰りも一人でやってもらいました。
帰りに担任の先生から「いま、解散しました」と駅から連絡が入りました。
解散場所からは電車一本なので、そろそろ帰ってくるか・・・と待っていたのですが、なかなか帰ってこないのです。
もしや、わざわざ快速の電車がくるのを待ってるのでは?と、いやな予感。
快速を待つより、各駅停車で帰ってくる方が早い場合が多いのに。
案の定、だいぶ遅れてから「快速に乗れた!」と、満足げな顔で帰ってきました。やれやれ・・・。

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