・近況報告 その40


新学期

短い、しかし退屈な春休みが終わり、中学最後の学年が始まりました。
この時期、なんか親子ともに落ち着かないんですよね。
ルカは新学期になる前から、最上級生だ、どうしよう・・・と、不安な感じでした。
進路のこととか、ルカなりに心配しているようです。

ルカの学校では、特殊学級の二人の先生のうち、一人が移動。
新一年生が二人来て、三年(ルカ)が一人、二年が二人、一年が二人の計五人、男子ばかりのクラスとなりました。先生は、女の先生一人と、新しく来た若い男の先生の二人です。
新しくきた先生は、どういうわけか臨任の先生です。でも、臨時の先生の方が一生懸命やってくれるという、噂もちらほら。
その噂は本当かもと思えるぐらい、まだ学校が始まって3日めだというのに、学級だよりを2回も出してはりきっているようです。
中学に入ってからは、先生にも恵まれるようになり、まずまずのスタートです。

ルカの状態は?と言えば、めずしく体調が今ひとつなのです。
朝になると、おなかが痛くなるらしく、自分でも「変だなあ」と、言っておりました。
も・も・もしかして、登校拒否っていうやつ?と、少し心配になりましたが、夜「薬を飲む」と自分から言い出し、薬を飲んだ次の朝は、元気に学校に行きました。
「気温の差がはげしいから、体調をこわしやすいんだよ」と、ルカには言っておきました。
ルカはそれで納得したのか、先生も心配してルカに何か心配事があるのか聞いたところ、
「気温の差がはげしいので、体調を崩しただけです」
と答えたようで、私の言動がルカにかなり影響していることを 改めて感じました。
まあ、確かに朝以外は、いつものお気楽なルカで、それどころか、陽気がいいせいか、妙にハイテンションです。
いつもなら、「部屋で休んでて」というと、素直に部屋に行っていたのに、
「えーっ、ちょっと待ってよ」などと言って、話をやめてくれません。
部屋にばかりいても心配なものですが、やはりずっと一緒にいるのも疲れます。
お得意の鉄道の話を毎日聞いている、家族の身にもなって欲しいところです。
「わかったよ。また鉄道がなんだかんだで、うるさいんでしょ」と、私の疲れた顔を見て、ルカが一言。
そこまでわかっていながら、なぜ君はやめられないのか!

今日はルカが楽しみにしていた交流級のクラス名簿をゲット。
名簿を見たり、つくったりするのもルカの趣味らしいのです。
何気なく名簿をみながら、やっぱりそうかなあと、私は思ってしまいました。
ルカの体調が悪いと、主人に話したときのこと、
「あこがれの女子とクラスが別々になったんじゃないの」と一言。
その通り、その子はルカと違うクラスになっておりました。
「女子でお母さんが知ってる子、交流級のクラスにいなくなったでしょ」と、
妙に力を入れて話すルカでありました・・・

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