海ホタル
学校が始まりましたが、前回に続いて、お正月の話を一つ。
主人の実家から帰ってきた私たちは、海ホタルへドライブにいってきました。
この頃は、ルカも妹も、家でのんびりすることを覚え、なかなか外へ行きたがらないのですが、海ホタルに行くことは、賛成してくれました。
いつものきょうだいゲンカも少なく、食事のときも、禁煙席で、さわぐお子様もいなかったので、ルカは快適だったようです。
でも・・・海ホタルって、結局はドライブインなわけで、このまま家に戻るのもなんだし、千葉へ渡ってみようか・・・と、主人と私で話していると、ルカが
「木更津駅を見てみたい」と一言。
そう・・・ルカは、まだ行ったことのない駅を見に行くことに、とても喜びを感じるようで。
私と妹は、ああ、また始まったと、知らんぷり。しかし、主人は、結構乗り気で、行ってみよう!!ということになりました。
駅に着き、私と妹は、寒いので、車の中に乗ったままでしたが、主人とルカは、元気よく駅構内を見てきたようです。
駅に掲示してある、路線図とか、線路とか、電車の色とか、いろいろ見てきたようです。
なんで、そんなことに興味があるのかさっぱりわかりませんが、ルカは、内房線がどうの、外房線がどうの、久留里線があったとか、いろんな発見があって、大喜びでした。
帰路についても、気分がよかったようで、車内でいろんな話をしてくれました。
学校のコトにもふれ、「この頃僕は障害が軽くなったようだ」と始まり、その理由として、交流級の子に話しかけられたことに、結構返事が出来るようになったと言ってました。
そうか・・・きっと、話しかけられると、緊張して、うまく答えられなかったんだなあと、思いながら
「ところで、交流級でお弁当を食べるときは、どうしてる?」
と、私が聞いてみると、最初は、グループの中で食べていたが、今は一人で食べているとのこと。
「一人で食べてるんだったら、特殊級で食べてもいいんじゃないの?」
と聞くと、それは嫌なようで、結局、みんなと食べるより、気が楽だから、むしろ一人の方がいいようなことを言ってました。
親としては、みんなグループで食べているのに、ルカだけ一人なんてと、あまり気分のいいモノではありません。
だけど、気を遣いながら食べるんだったら、一人で食べた方がいいという、ルカの気持ちもわかります。
それでも、交流級で食べたいのは、そういう決まり事(ルカの学級では、月水金は、交流級で昼食をとると、決まってるようです。)を守りたいからなのか・・・少しでも、交流級にいる時間が長ければ、障害が軽くなったと、思えるのか・・・どうなんでしょうか?
なかなか難しいものです。
そういえば、先日も、ちょっとしたことから、ヤンママの話になり、
「何で、ヤンママって、髪の毛を染めて、自分の子供まで、髪の毛を染めちゃうんだろう」
と、ルカが不思議そうに聞くので、
「ルカが、駅に興味を持つことと同じで、人それぞれなんじゃないの」と答え、
「そういうのをね、価値観の違いっていうんだよ」と、この際、覚えてもらおうと、私が得意げに説明していると、隣で聞いていた主人が、
「価値観? かーちかん? カー チカン」などとふざけたことを言うので
ルカは、ゲラゲラ笑って、私のもくろみは、失敗に終わってしまいました・・・
ウチの主人って何??
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