・近況報告115


文化祭

前回お話ししたとおり、ルカの学校では土・日に文化祭がありました。
土曜日は舞台発表。
1、2年がクラスごとに劇やダンスを舞台で披露します。
ルカのクラスは劇「かさじぞう」(パロディー)でした。
担任の先生お二人とも、行事ものは大好きらしく、なんと! 1学期から練習しておりました。
よそのクラスは2学期に入ってからだったようですが・・・。
ルカはおばあさん役に抜擢され、ふだんクラスで言っているギャグを台本に入れてもらって、やる気十分でした。
小・中学では合同学芸会というものがあって、舞台発表の機会はあったのですが、ずーっとダンスや合奏だったので、劇は初めてです。 しかも、ギャグ系・・・。
私が心配していたとおり、練習開始の頃は、セリフを言うまえに自分が笑ってしまって、演技にならなかったとか・・・
それでもなんとか本番までには、笑わずに言えるようになり、ギャグが滑るのでは?という私の心配をよそに、まあまあ・・・ウケていて本人も満足の様子でした。
クラスの他のみんなも芸達者! というかそれぞれの個性を引き出した役付けをしているなあと感心しました。
そして・・・先生も出演。自分のセリフではなんとか笑わなかったルカ。でも、先生達のあの演技・・・笑わない方がおかしいか・・・。
他のクラスもそれぞれ工夫があり、何よりも子供達全員にスポットがあたっているのがいいなーと思いました。
それと、1年生と2年生の差というものも感じました。
1年は先生に言われたとおりにやっている感じでしたが、2年になると自分たちの希望も入れ、内容も大人っぽいものになっていました。
例えば、青春ものとか・・・。1年の違いって大きいなあと思いました。

さて、日曜日はバザーの日。
この日は作業グループごとに自分たちの作ったものを売ります。
ルカはコンクリート。
コンクリートを売るのか??と驚きのあなた・・・ 庭の敷石や土台に、ルカ達の作ったコンクリートの平板は重宝するそうなんですよ。
ルカは、だいぶ前から「いらっしゃいませ」なんて大きい声で言えない!!とかなりゆうつそうでした。
当日も「売っているところは見に来ないでね」と釘をさされてしまいました。
コンクリート作業のときは、かなりプレッシャーがかかるみたいで、心の余裕がないので、そういうときは見学に来られるのをひどく嫌がります・・・
そういうルカの気持ちもわかるので、私も売り場の窓からそっとのぞくだけにしました。
うつむき加減ながら、お客様の質問に答えているようなルカの姿がありました。
うなづいているだけにも見えましたが。
クラスの友達といるときとは表情が全然違います。
緊張しているのが一目でわかりました。
かくして二日間のお祭りは終わり、ルカは月曜、火曜と代休です。
ルカパパに撮ってもらった「かさじぞう」のビデオを何度も見て大笑いのルカです。
同じネタで何度も爆笑できる君・・・ある意味うらやましい気もします。

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