続・虫歯
新学期が始まりました。
私は朝5時半、ルカは6時起きの生活の始まりです。
4月はこの早起きに慣れなくて苦労したルカですが、2学期はさほどの苦労もなく学校にもすぐ慣れた様子でした。
しかし、今日ルカは学校を休みました。なぜって・・それは歯の治療の日だったから。
治療が終わってから学校に行くこともできたのですが、ルカの精神状態がどんなふうになるのか全く検討がつかず、大事をとって一日お休みにしました。
昨日は学校でも少し元気がなかったらしく、先生にもだいぶ励まされたようです。
私はあいにく今日は用事があってついていけなかったので、変わりに一緒に行ってくれたルカパパに様子を聞きました。
「すぐ終わったよ。ほんとに小さい初期の虫歯だったらしいよ。麻酔もしないでちょっと削っただけだったから、一日で済んだよ」とのこと。
あーよかった!
「ルカに"今日の俺、どうだった?"って聞かれたから、よかったけど、一つだけ、足が震えてふらふらしてたのがなくなるともっといいよと答えた」とのこと。
私は思わず「えーっ、そんなのしょうがないじゃない。昔の診察台に仰向けになれなかった時に比べれば、もう立派、立派!」と言ってしまいました。
言ったあとで私ってこんなにルカに甘かったかしら?と、我ながら驚きましたが、あの昔の悪夢を思うと、そう言わずにはいられませんでした。
小さいときは、ホントになにがなんだかわからない状態だったんですよね。
今回はルカも高校生だし、何回も通い慣れている歯医者さんだったし、事前に削ることがわかって本人も納得していっているので、昔の彼とは別人の振るまいができたようです。
ルカも、久々の虫歯の治療が思ってたより全然痛くなかったそうで
「これなら、今度治療があっても1人でいける」とのことでした。
「はー、気持ちが晴れたよ」と、上機嫌のルカでした。
よし、機嫌がいいところで試しに・・と思い
「ねえルカ、ついでにリハセンターの歯医者も卒業して、普通の近所の歯医者さんに行ってみない?」と聞いてみました。
が・・・
「それはできないなー、俺はリハの歯医者さんが好きだから」とのこと。
はい、そうですね。欲張り過ぎました・・・。
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