カウンセリング
先日、ルカが高等養護に入ってから、初めてのカウンセリングがありました。
リハセンターで年に3回くらいあり、ルカ一人で受けています。
昨年度までは、若い女性の心理の先生でした。
今年度からは、よりルカと近い年代、立場で・・という配慮からか、もっと若い男の先生に変わりました。
ルカは「今回は仕方ないけど、あんまり変えて欲しくないなあ〜。今度からはかえるときは俺に相談して欲しい」と少し心配な様子でした。
でも、カウンセリングの日時を決めるため、電話で話した時の印象がよかったのか?
カウンセリングの日を楽しみにしていたようです。
私もどんな方かなあ〜、会ってみたいなあ〜、初回はひょっとして親も呼ばれるかなあ〜と期待していたのですが、
「お母様とはまた後ほどということで、とりあえずルカくんとお話を・・・」とあっさりかわされてしまいました。
そうなの、そうなんだー、このカウンセリング、実はルカの親離れということも目的の一つなのかも。
もう高校生だもんねー、子供の悩み事相談にいちいち親が顔をだすのも妙な話か・・障害のことについては私も一応一通りわかってきたことだし、そんな母親とは逆に話にくいかも・・・と一応納得。
でも、親離れなんていっても、そう簡単にはいかないよね。ルカはなんかあったときには真っ先に私に相談してくるもの。
昨日今日、リハの心理になった人に、私をさしおいてルカがそうそう悩みを相談するわけないわ・・そんな思いとは裏腹に、
いつもは「今度何相談しようか」と私の目の前でメモ帳を広げていたルカなのに、今回は自分の部屋でせっせと相談する内容をメモしている様子。何を書いているのやら・・・
そしてカウンセリングの日、ルカがリハセンターから戻ってまいりました。
「何、相談したの? 解決できた?」という私の質問に
「うん、解決した。でも内容は・・・えーと・・・男同士の秘密だから言えないなあ〜」と実に申し訳なさそうに答えたのです。
こんな日がいつか来るかと思ってはいましたが、とうとうきてしまった、という感じです。
新人の先生、君の思惑は見事的中です。若いということ、男同士ということを武器にルカとの接近に成功しましたね。
私が思うに、多分ルカは私に怒られて納得いかなかったことなどを相談したのでは? あー気になるなあ。
まあ、真面目な話、カウンセリングはいい方向に向かっているようです。よかった!
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