<ルカママより>

一言で言うと、その子によって違うと、思います。
ルカは、小さい頃は自閉症という診断でしたので、将来的に自分の事をどの程度認識できるのか、さっぱりわからず、告知なんてとてもとても・・・という感じでした。
だから、ルカが告知できる程、成長してくれたことは、親にとっては大きな喜びでした。
「告知しなければいけない」などと、深刻に考えると重荷になりますが、告知できるほど成長しているんだなと考えれば、いいのかも知れませんね。
早くすれば、早くよくなるというものでもないと思いますし、私の場合は、もう一歩前進したい!!という気持ちからでした。
「僕は、どうして普通と違うの?」などのきちんとした形の質問は、本人からはなかなか出てこないと思うので、それを待っていたらいつのことになるかわかりませんが・・・・・

告知の仕方としては、本人が理解出来やすいように(うちの場合だと話し言葉だけでは、入りにくいので、紙に書いて説明しました)少し工夫して欲しいものだと思います。
それと、障害のマイナス面ばかりでなく、本人のよいところをあわせて伝えてあげるとよいと思います。
くれぐれも、"涙ながらに告知"なんてことは、私としてはやめて欲しいです。
事実を淡々と、冷静に伝えて欲しいものです。(情報をシンプルに伝えた方が、アスペルガーの人たちにはわかりやすいという意味も含めて)

これまで、何人かの障害を持つお子さまとその親御さんをみてきましたが、親が障害をどのように受け止めているのか、その受け止め方が何らかの形で子供に(兄弟児にも)影響しているような気がしています。
 結局のところ、自分は子供の障害をどう受け止めているのか、自分自身の考えを整理するいい機会になるかもしれませんね。


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