Fascination
君がそんな風に見つめるから
僕は蛇に睨まれたカエルだね
恐れをなして手も足もでない
このまま固まっていくよ
そうさ二人一秒も待てない
君は獲物しとめた美しい女豹
だけど僕は知っている
花の命の儚さを・・・it's empty dream
ああ 約束するよ・・・m…eternal dream
いつか蛍放った光の中
君を葬るよ rapt in fascination しめやかに君があんな風に腰揺らすから
みんな蛇に呑み込まれた卵だね
丸呑みされて息も絶え絶え
このまま溶かされていくよ
そうさ僕も一秒もモタナイ
もう君は空腹満たした眠れるお姫さま
だけどみんな言っている
花の命の短さを・・・it's empty dream
ああ 悲しくも・・・m…eternal dream
今宵冴えた月の光の下
きみを弔うよrapt in fascination 密やかに
一夜(ひとよ)ひらひら
小指絡ませあなたの耳に
くすぐるように囁いた
「今度はいつ?」と、れんげ草
頬染め香る薄紅の
夢の続きが…見れるなら
一夜ひらひら咲く花が
今宵はなぜだか さびしそう
手のひらに雨そっと肩すぼめ
小首かしげて独り言
「もう帰るの?」と、かすみ草
こころ濡らして通り雨
夢の終わりが…すぐそこに
一夜ひらひら散る花が
今宵はなぜだか いじらしい
くちびる噛んで目を閉じる
振り向きめくれば秋暦
「今日も来ない」と、つきみ草
細く眉描き十五夜の
夢のゆくえが…気になって
一夜ひらひら舞う花が
今宵はなぜだか あでやかで
終わりははじまりの・・・indicative love
(終わりは はじまりの・・・indicative love )
ねえ、イヴの出逢いに時計戻して
落とした思い出拾ってくれる?
そして もいちどあの電車に乗ろう
僕は君だけしか見えなくなるよ
m…たぶん「恋におちて」ね
(終わりは はじまりの・・・indicative love)
ねえ、あの町の古いチャペルを覚えてる?
白いドレスに着替えてさ
そして 僕を待っててくれるかい
すぐに君を攫いに駆けてくから
ah…「卒業」みたいにね
風はしあわせの香り運んでくる
空は木漏れ日を透かして
輝く季節がさえずんでいる あの日のようだね!
(終わりは はじまりの・・・indicative love)
ねえ、夢のような日々はどこに隠れたの?
そのまま丸ごと甘い蜜に
そして 溶けてく可愛い蝶々
君はもう僕だけのものになる
so…「コレクター」まさかね!?
風はふんわり揺れるヴェール
空に永遠の誓い交わして
溢れる愛で結ばれるんだね ふたりもいちど!
(終わりは はじまりの・・・indicative love)
dream in dream m… あなたとね
たったいま 目覚めたところよ…
あのね dream in dream m… あなたとね
そう いつか行ったあの浜辺
波間に遊ぶ二人がいた
だけど不思議ね あなたはひとりで走ってく
わたしはここよ ここにいる
I wonder if you are mine
m… strange to say ひとり逸れた海の底
ほんと 寝起き悪いでしょ…
だって dream in dream m… あなたとね
そう いつも泊まったあのロッジ
季節はたぶん冬の終わり
だけど不思議ね あなたはあのこと埋もれていく
わたしはここよ ここにいる
I wonder if you are mine
m… strange to say ひとり舞い散る雪の上
だからもいちど眠りについて…
そうね dream in dream m… ふたりでね
そう あなたの部屋のあのベッド
幸せに酔うふたりの時間
だけど不思議ね わたしは"あなた"を抱きしめて
あなたはどこに どこにいる
I wonder if you are mine
m… strange to say ひとりぼっちの部屋の中
m… dream in dream m… あなたとね
m… dream in dream m… ふたりでね m・・・・・・
恋
ふと触れた手の
壊れそうな冷たさに
もっと愛おしく
もっと悲しくて
…あなたに逢いたくて
…あなたに逢えなくて
この時の帳(とばり)引き摺り下ろし
無理に縛り付け
あなたを困らせているね
いま風が消した
燻る炎のもどかしさに
もっと愛おしく
もっと切なくて
…あなたに逢いたくて
…あなたに逢えなくて
この夢の帳覆い隠して
わざと見ない振り
あなたを閉じ込めていたい
もう忘れたはずの
疼く傷の奥深く
もっと愛おしく
もっと苦しくて
…あなたに逢いたくて
…あなたに逢えなくて
もういいの
もういいの もういいの
何も言わないで……
風が止まった 涙が震えて
空が迷った 愛に逸れて
海が染まった 夢が流れて
もういいのもういいの
何も聞かないで……
夜がアエイダ 傷が疼いて
朝がシラケタ 嘘が覗いて
時がユガンダ 心が重くて
誰も泣かないし、誰も笑わないし、
誰も愛せないし、何も変らない…
私が泣いても、私が笑っても、
私が愛しても、何か変るの?
もういいの もういいの
何も言わないで……
もういいの もういいの
何も聞かないで……
Homeへ
恋灯明
夢膨らませ手のひらで飛ばして遊ぶ紙風船
愛を摘み取り桜紙並べて潰した未練花
燈して焦れる埋もれ火を消せば疼くよ恋灯明
紅引く指先舐めて噛む
頬をくすぐる春霞
泣いてしまえと…朧月
ちろりちろちろ恋灯明
消せば疼くよちろちろり
倖せそっと紡いでは小指に結ぶ赤い糸
涙数えて桜貝染めて浮かべた千切り花
消して燻る残り火に揺れてまぼろし恋灯明
髪梳くうなじに爪を立て
傷みなぞれば春の闇
狂ってしまえと…不如帰
くゆりくゆくゆ恋灯明
消えず燻りくゆくゆり
帯解く足元ふらついて
破けた障子に春雷が
散ってしまえと…花吹雪
ゆらりゆらゆら恋灯明
揺れてまぼろしゆらゆらり