桐V9-2012
集計ー転置集計
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イベントでの使用 △編集対象表が表示状態のときのみ操作可能。
■説明
編集対象表を転置集計し、集計結果から表を新規作成します。
このコマンドで新規作成した表を参照する場合は、表番号を使用してください。表ファイル名では、参照できません。
表とフォームのウィンドウを 40 個開いているとき、または表を 40 個開いているときは、実行できません。
<グループ項目名>には縦の集計条件となる項目を、<転置項目名>には横の集計条件となる項目を指定します。
複数の項目を縦の集計条件にする場合は、項目名を半角または全角のコンマで区切って指定します。最大10 個の項目を指定できます。
■記述例
[支店名] と [売上日] の月を縦の集計条件、[売上日] の日を横の集計条件にして、合計を求めます。
転置集計 { [支店名],[売上日].月 },[売上日].日,[売上額],集計種別 = 合計
■構文
転置集計 { <グループ項目名>,… },\
<転置項目名>,\
<集計項目名>,\
集計種別 = 合計|平均|最大|最小|件数,\
丸め = しない|四捨五入|切り捨て|切り上げ,\
小数桁 = 0|<整数>,\
表番号 = <整数>,\
見出し項目値並べ替え = しない|する,\
転置項目名並べ替え = しない|昇順|降順
■パラメータ
{ <グループ項目名>,… }
グループ化する項目名を指定します。
<転置項目名>
転置集計する項目名を指定します。
<集計項目名>
集計する項目名を指定します。
集計種別 = 合計|平均|最大|最小|件数
集計方法を指定します。
丸め = しない|四捨五入|切り捨て|切り上げ
小数点以下の値を、丸めるかどうかを指定します。
小数桁 = 0|<整数>
小数点以下の桁数を 0 〜 99 の範囲で指定します。「丸め = しない」を指定したときは無効です。
表番号 = <整数>
開いた表に割り当てる番号を、整数で指定します(計算式)。
指定できる番号は、1 〜 40 です。すでに開かれている表の表番号を指定してはいけません。
このパラメータを省略した場合は、使用されていない表番号の中で、もっとも小さい番号を割り当てます。
見出し項目値並べ替え = しない|する
グループ項目の値で、行を並べ替えてから集計を行なうかどうかを指定します。
編集対象表が行集計状態のときは、「見出し項目値並べ替え=しない」にしなければいけません。
転置項目名並べ替え = しない|昇順|降順
転置項目の値で、行を並べ替えてから集計を行なうかどうかを指定します。
■ノート
<グループ化項目>または<転置項目>の項目値の一部でグループ化する場合は、グループ化項目の直後につぎの文字をつけます(<n>、<m>は整数)。
グループ化指定 説明
|
.文字<n> 文字列の先頭から<n>文字までの、一致するものをグループ化します。
「.文字<n>」は「.CH<n>」と記述してもかまいません。
.単語 先頭の単語が一致するものをグループ化します。
「.単語」は「.WO」と記述してもかまいません。
.<区切り文字> 指定した区切り文字までの文字列でグループ化します。
たとえば、区切り文字に「都道府県」を指定すると、都、道、府、県の いずれかまでの文字列がグループ化されます。
.(<n>) <n>の正の整数ごとにグループ化します。
たとえば、<n> に100 を指定すると、0〜99、100 〜199、…といった 単位でグループ化されます。
.(<n>,<m>) 項目の値を <n> / <m> 単位でグループ化します。
たとえば <n> と <m> に 45 と 10 を指定すると、4.5 単位( 0 〜 4.499 …、4.5 〜 8.999 …)でグループ化されます。
.符号 正、ゼロ、負の数のグループにします。
「.符号」は「.SG」と記述してもかまいません。
.元号 元号単位でグループ化します。
「.元号」は「.GN」と記述してもかまいません。
.年度 年度ごとにグループ化します。
「.年度」は「.YP」と記述してもかまいません。
.半期 同じ年度を前期と後期に分けてグループ化します。
「.半期」は「.HA」と記述してもかまいません。
.四半期 同じ年度を四半期に分けてグループ化します。
「.四半期」は「.QU」と記述してもかまいません。
.半日 同じ日を午前と午後に分けてグループ化します。
「.半日」は「.HD」と記述してもかまいません。
.年 年の値でグループ化します。
「.年」は「.YE」と記述してもかまいません。
.月 年と月が一致する値でグループ化します。
「.月」は「.MO」と記述してもかまいません。
.日 年から日までが一致する値でグループ化します。
「.日」は「.DA」と記述してもかまいません。
.時 日時型の場合は、年から時までが一致する値でグループ化します。
時間型の場合は、時が一致する値でグループ化します。
「.時」は「.HO」と記述してもかまいません。
.分 日時型の場合は、年から分までが一致する値でグループ化します。
時間型の場合は、時と分が一致する値でグループ化します。
「.分」は「.MI」と記述してもかまいません。
.秒 日時型の場合は、年から秒までが一致する値でグループ化します。
時間型の場合は、時から秒までが一致する値でグループ化します。
「.秒」は「.SE」と記述してもかまいません。
.日(<n>,<m>) 時間型の値を日数に換算して、<n> / <m> 単位でグループ化します。
たとえば、<n> と <m> に 12 と 10 を指定すると、1.2 日単位( 0 〜 1.199 …、1.2 〜 2.399 … )でグループ化されます。
「日(<n>,<m>)」は「.DC(<n>,<m>)」と記述してもかまいません。
.時(<n>,<m>) 時間型の値を時間に換算して、<n> / <m> 単位でグループ化します。
たとえば、<n> と <m> に 15 と 10 を指定すると、1.5 時間単位( 0 〜 1.499 …、1.5 〜 2.999 …)でグループ化されます。
「時(<n>,<m>)」は「.HC(<n>,<m>)」と記述してもかまいません。
.分(<n>,<m>) 時間型の値を分に換算して、<n> / <m> 単位でグループ化します。
たとえば、<n> と <m> に 10 と 4 を指定すると、2.5 分単位( 0 〜 2.499 …、2.5 〜 4.999 …)でグループ化されます。
「分(<n>,<m>)」は「.MC(<n>,<m>)」と記述してもかまいません。
.秒(<n>,<m>) 時間型の値を秒に換算して、<n> / <m> 単位でグループ化します。
たとえば、<n> と <m> に 1 と 4 を指定すると、0.25 秒単位( 0 〜 0.249、0.25 〜 0.4999 … )でグループ化されます。
「秒(<n>,<m>)」は「.SC(<n>,<m>)」と記述してもかまいません。