土星探査機カッシーニ速報
Updated 2006-02-15

NASA;土星探査機「カッシーニ」最大の雷光の撮影に成功 2006-02-15

 NASAは、土星探査機カッシーニの科学者達が、過去最大の雷光を捕らえたと、その画像を公表した。
この雷光は、南北3,500Kmの広がりがあり、 北米大陸より大きく、地球のそれより1,000倍も強い雷光であることが分かった。

カッシーニの電波受信機が2006年1月23日に雷電現象による電波を受信。1月27日に雷光の撮影に成功した。

©NASA

NASA・JPL;土星の月「エンセラダス」の画像を公表 2005-08-31

 米国NASAの ジェット推進研究所(JPL)が、カッシーニの撮影した、土星の氷の月「Enceladus 」(エンセラダス)の氷の結晶のトラ縞模様を示す画像を公表した。

 エンセラダスは、直径500Kmの小さな内側の衛星であるが、表面がいろいろな形状を見せており、月の内部の活動により、地表面に液状又は気体が噴出して、形成されていると考えらている。JPLの研究者は、今回の画像はそれを裏付けるもので、10年ー1000年以内の若いものであると考えている。

NASA;カッシーニが撮影した土星のオーロラ現象の画像を公表 2005-08-05

 NASAは、6月21日にカッシーニが、土星の南極圏で、搭載した「紫外イメージ投射分光写真器」で撮影した擬似画像を公表した。

 その画像で、地球の北極圏で見られる同じように、火星の南極圏で、水素ガスの分子に、太陽風の電子があたり反応して、オーロラ現象が起きている事が、確認された。

タイタンに氷の火山の火口の証拠を発見 2005-06-10

 2004年12月に、カッシーニ探査機がもやのかかったサターンの近傍1,200Km を通過した時に、搭載の「visual and infrared mapping spectrometer」により撮影した画像から、メタンのソースと思われる、氷の火山の火口を発見した。

 ドームの直径は30Km で、ここからメタンと氷の混ざったものが噴出している可能性が大である。

土星の月タイタンの異常に明るいスポットの謎 2005-05-28

 土星無人探査機カッシーニ探査計画で、土星の最大の月「タイタン」の観測を続けている科学者は、突然現れた直径480kmの大きな明るいスポットに悩まされている。

 今までにもタイタンの表面に明るい部分が見つかっているが、いずれも数時間で消滅している。

 科学者達は、この明るいスポットは、隕石が衝突や、火山か活動ではないかと考えているが、7月の再接近の折にその謎を解き明かしてたいと、意気込んでいる。

土星のリングの解明 2005-05-24

 土星のリングの起源は謎である。カッシーニ から送られてくる電波信号が、それの構造を解明に役立っている。

 7つの主なリングには、発見された順番にABCEFGFと名づけられているが、外側からD、C、B、A、F、G、及びEの順である。

 リングは巨大で、端から端までの距離は、地球と月の距離より大きい。

NASA/ESA;タイタン地表のモザイク画像公表 2005-05-14

 2005年1月14日に、カッシーニから切離され、タイタンに降下中のESA「Huygens probe」が、高度3000mで取得した60枚の画像から作成したタイタンの地表のモザイク画像を公表した。

カッシーニ新しい月「Wavemaker」を発見 2005-05-13

 NASAは、5月1日にカッシーニの狭角度カメラが捕らえた、土星の月「Wavemaker」の画像を公開した。

 この小さな月は、土星のAリングの「Keeler gap」(322Km) の中で軌道を描いており、Aリンクの影に隠れて見えなかったが、先月から始まったメイン・リンクの調査で発見された。

異形の不法侵入者「Phoebe」 2005-05-08

 カッシーニ土星探査衛星プロジェクトに参加しているか科学者達は、検討の結果、土星の小さなぼろぼろの月「Phoebe 」は、土星で創られたものではなく、太陽系以外からやってきた、不法侵入者であるとの結論に達し、5月5日発行の科学誌「Nature」に発表した。

 Dr. Torrence Johnson( Cassini imaging team member at NASA's Jet Propulsion Laboratory, Pasadena, Calif.)は、「Phoebeは、冥王星の外側のカイパーベルト地帯からやってきて、土星の重力場により捕らえられたもので、長い間カッシーニと遭遇するのを待っていたのだ」と言っている。


スバル望遠鏡が新しい土星の月12個を発見 2005-05-07

 ハワイ大学デービッド・ジューイッツ教授の研究チームは、ハワイ島マウナケア山頂に設置された日本のスバル望遠鏡により、新しい土星の月12個を発見したと発表した。

 カッシーニ土星探査衛星のチームが、現在確認している土星の月は、カッシーニが発見した2つを含め34個のであるが、他に数多くの月の存在すると予言していた。今回の発見により、確認済みの土星の月は46個に増えた。太陽系で最も衛星が多いのは、木星で61個。

 新発見の月は、全て直径数キロメーターのミニサイズの月。

カッシーニ探査の裏方;深宇宙ネットワーク(DSN) 2005-04-30

 4年の歳月を掛け35億Kmの旅を終え、無事土星に到着したカッシーニ土星探査衛星は、到着後土星の輪の観測、土星最大の月「Tiantan」へのホイヘンス・プルーブの着陸、33個の土星の月の観測等、多大の成果をあげているが、その裏方で活躍しているのが、探査センターとカッシーニとの連絡を中継しているNASAの深宇宙ネットワーク(NASA Deep Space Network = DSN)アンテナである。

 DNSアンテナは、24時間いつでも宇宙探査機と通信を行うことが出来るよう、地球上約120度間隔に、アメリカのカリフォルニア、スペインおよびオーストリアの3箇所に配置されている。

Spain Canberra,Australia Goldstone, Calif. USA

土星の異形の月「Epimetheus」のカラフルなクローズアップ画像 2005-04-29

 NASAは4月27日に擬似カラーの土星の異形の月「Epimetheus」の写真を公表した。

 写真の左下の「Pollux」クレーター、中央下の直径33Kmの「Hilairea」他,多くのクレーターが鮮明に映し出されている。

 この画像は、3月30日に、カッシーニに搭載された狭角レンズカメラににより「Epimetheus」に74,600 Kmの至近距離から撮影されたものである。

土星の34個の月 2005-04-21

 「カッシーニ・ホイヘンス」ミッションで、土星の34個の月が見つかっているが、更なる科学的調査により、疑いも無く数多くの新たな月が発見されるだろうと言われている。

 この月群の中で、タイタンだけは、その大きさと言い、通常でない環境で際立っ存在である。

 12個の月(Pan, Atlas, Prometheus, Pandora, Epimetheus, Janus, Calypso, Telesto, Helene, Methone, Pallene, Polydueces)は、小さく、形が変形していて、メイン・リングの内側、又は近傍に位置している。

 13個の月(Ymir, Paaliaq, Siarnaq, Tarvos, Kiviuq, Ijiraq, Thrym, Skadi, Mundilfari, Erriapo, Albiorix, Suttung, Narvi)は、小さな岩石の塊で、土星から離れた楕円軌道上に存在している。

 残りの8個の月(Mimas, Enceladus, Tethys, Dione, Rhea, Hyperion, Iapetus and Phoebe)は、中型の氷の衛星である。

NASA;雲に覆われたタイタンの合成写真公表 2005-04-12

 NASAは、カッシーニに搭載した、狭角レンズのカメラと広角レンズのカメラで捕らえたタイタンの画像を、モザイク状に合成した写真を公表した。

 この画像は3月31日に、タイタンに接近した時に撮影されたものである。

異形の月 エピメテウス(Epimetheus) 2005-03-30

 NASAは、土星の直径116Km の小いさな、変わった形をした月エピメテウス(Epimetheus)が土星の輪を背景にした画像を公表した。

 画像は2月18日に、990,000Kmの距離からカッシーニに搭載した狭角度レンズのカメラで捕らえたもので、この星の地質学的特徴をよくあらわしている。

カッシーニ、土星の衛星エンケラドスに大気を発見 2005-03-18

 NASA JPL(Jet Propulsion Laboratory)は、3月16日に、土星の氷の月エンケラドス(Enceladus)の最近の2回のフライ・バイの際、カッシーニに搭載した磁力計で測定したデータから、エンケラドスには、かなりの量の大気が存在することが判明した旨、発表した。

 最初のフライトは、2月17日に1,167 Kmの高度を通過し、2度目は、3月9日には500Kmの近接距離を通過して、証拠のデータを取得した。

 磁気圏の湾曲、プラズマの変化、磁場の振動が観測され、それを解析の結果、電気を帯びた水蒸気が存在のする可能性が高まった。

 大きさ500Km のエンケラドスに大気をひきつける力は無いが、それでも大気が存在するのは、エンケラドスの地表、内部から常時供給されているからだと、科学者は見ている。

  Dr. Fritz Neubauer(Co-investigator for the Cassini magnetometer, and a professor at the University of Cologne in Germany)は、火山の噴火や間欠泉の噴出のようなものがあるとすれば、木星(Jupiter )のイオ(Io)、と海王星(Neptune)のトリトン(Triton)に続いて、太陽系で3番目の活動をしている星になると説明している。

Enceladus Artist Concept

カッシーニ土星の月「Enceladus」に接近 2005-03-12

 カッシーニは、土星の氷の月「Enceladus」に500Kmの距離まで接近するフライ・バイ飛行に成功した。

 Enceladusは、土星の月の中で、最も冷たく、輝いている星である。科学者達はEnceladusが土星の輪のEリングの元であると確信している。

カッシーニが撮影した最も輝いた月「エンケラドス」の画像 2005-02-18

 NASAは、カッシーニが今までの最も近づいた距離(1,180Km)を通過中に撮った、土星の氷の月「エンケラドス:Enceladus」の写真を送ってきた。

 エンケラドスは最も反射率の高い星で、表面は新雪に覆われたに似た輝きをしている。

NASAのバレンタインデーの粋な贈り物 2005-02-12

 バレンタインデーに因んでNASAが皆様に贈る「光のキャンドルと氷の上のシャンペン」と「花とリング」の画像です。

 この画像は、昨年8月25日にケープカナベラルより打上げられた赤外線宇宙望遠鏡「Spitzer」と土星探査衛星「カッシーニ」から届いたものです。

NASAの贈り物 宇宙望遠鏡「Spitzer」

死の世界;土星の月「Mimas」 2005-02-11

 NISAは2月10日に、直径398Kmのミニお月さん「Minas」の北半球にある、ひときわ目立った最大のクレータ「Herschel」が、他の沢山のクレータを圧倒している画像を公表した。

 「Herschel」クレーターは、直径130Kmで、中央の最高峰に位置し、これの一撃で、Mimasはほぼ完全に破壊されものと思われる。

 この画像は、土星を周回中のカッシーニに搭載されている「narrow angle camera」で1月16日に、Mimasから約213,000Kmの距離から撮影されたものである。

NASAの観測結果、タイタンの超高層気流は、時速400Km 2005-02-10

 NASAは、地上に設置された電波望遠鏡がホイヘンス・プルーブから受信した通信のデータを解析の結果、ホイヘンス・プルーブが先月土星の月タイタンへ降下中、超高層大気を通過時に時速400Kmの強い西風を受けたことが判明した旨公表した。

 又110Km 以下の高度では、気流は穏やかであることも判った。

太陽によって演出された、目も眩むばかりの土星の輪 2005-02-01

 土星の北半球側から見たリングが、太陽の光により、目も眩むばかりのドラマチックな姿を見せている。

 リンクの下の方には、土星の月「ミマス」(直径398Km)が見えている。このイメージは1月18日に、カッシーニが140万kmの距離から撮影されたもので、小さな「ミマスに」に数個の大きなクレータの存在が確認される。

土星の影と小さなお月様「Giant」 2005-01-30

 NASAは、夏のシーズンの土星の南半球が、リンクに影を落としている画像のリンクの外側に、土星の月「Janus」が、かすかに点として写っている画像を、公表した。

 「Janus」は、直径118Kmで巨大な土星に比べあまりにも小さく、画像の傷のように見える。この画像は、カッシーニに搭載されたカメラにより、1月17日に、土星から120万Kmの地点から撮られたものである。解像度は1ピクセルあたり66kmで、コントラストを上げる為に、2倍の明るさに高められている。


タイタンにメタンの川を確認 2005-01-22

 21日NASA/ESAは、ホイヘンス・プルーブが降下中に撮影した画像から、タイタンにメタンの川が存在するか、過去に存在したことを確認できたと発表し、その画像を公表した。

 ホイヘンス・プルーブはおよそ150Kmの高度から搭載された6っのマルチ機能観測機が収集した350枚の画像を含む、データーをカッシーニを経由し、地球に送信した。

 降下中に観測したデータから、メタンと窒素から成る大気が、多量のメタンの雨を降らし、メタンの川が地表を浸食をし、尾根や谷を形成したものと考えられ、画像に示された地形は地球のそれとよく似ており、さらに分析を進めることにより、地球の生命の誕生のプロセスの謎が解明されるではと、期待されている。

「ホイヘンス・プルーブ」タイタンのぬかるみに着陸か 2005-01-19

 ドイツにあるESAの 「European Space Operations Centre (ESOC)」では、ホイヘンス・プルーブから送られてきた観測データを分析して、ホイヘンス・プルーブの正確な着陸地点を割り出すべく懸命な作業を続けているが、NASA/ESAは、18日、現段階の有力着陸予想地点を示した画像を公表した。

 サークルで印された地点は、メタンの海の近くの「ぬかるみ」で、ここに「ピシャ・・」と着陸した可能性が最も有力であるとしている。

「ホイヘンス・プルーブ」;最初のカラー画像 2005-01-16

 NASA/ESAは、「ホイヘンス・プルーブ」から送られてきた、最初のタイタン地表のカラー画像と降下途中に撮影したパノラマ画像を公表した。
 
 
地表カラー画像 降下途上に撮影したパノラマ画像

小型観測機「ホイヘンス・プルーブ」土星の月「タイタン」に安着陸 2005-01-15

 1997年10月に打ち上げられ、7年の歳月をかけ土星に到着した土星探査機「カッシーニ(Cassini)」から、昨年12月25日に切り離され、土星の最大の月「タイタン(Taitan)」に向け出発した「ホイヘンス・プルーブ(Huygens probe)」は、20日と400万kmの航行後、予定通り14日AM7時45分(米国東部時間)に、無事タイタンの地表に安着陸した。

 西ドイツ「Darmstadt」にある「European Space Operations Centre (ESOC)」で、ホイヘンス・プルーブから発せられた電波を、カッシーニ経由で受信し、着陸が確認され、その後ホイヘンス・プルーブに搭載された2台の「Descent Imager/Spectral Radiometer camera 」の1台が撮影した氷の塊が散らばっていると思われるタイタン地表画像を初めて受信した。

 又、着陸途上の高度16Kmからに送られてきた画像では、明らかに水路や海と思われる場所の存在が確認されている。

 Huygens probeからのカッシーニ経由で送られてくる信号は、NASAの世界各地設置された「 Deep Space Network」 でキャッチし、直ちに ESAの西ドイツにある「 European Space Operation Centre 」(ESOC)に送られデータが解析される。

 タイタンの地表の温度は−178度と環境が厳しく、搭載された電池の寿命が数十分と言われいて、何時まで観測データの送られてくるかは未知数であるが、数十億年前に、地球に生命が誕生する以前の状態とにかよったタイタンでの新たな発見が期待される。
タイタン最初の画像 Deep Space Network©NASA/ESA

土星の月「Titan」へ着陸 2005-01-11

 昨年12月24日に、ESAの「Huygens Probe」がカッシーニから切り離され、土星の最大の月、「Titan」に向け出発したが、パラシュートを使って降下を続け、1月14日には「タイタン」に到着する予定。

 NASAは着陸に先立ち、アーチストが描いた神秘な環境の「タイタン」への着陸想像図を公表した。

 「Huygens Probe」が、太陽系で最もミステリアスの星「タイタン」を覆っているメタンの海に着水し、常に吹きまくっている強風による波浪の様子や、摩訶不思議な光景を撮影した画像が送られてくるのではと、期待されている。

膨れているウエストラインを見せる土星の月「Iapetus」 2005-01-08

 NASA JPLは、1月7日に、昨年の大晦日にIapetusの近傍を通過したカッシーニから送られてきた、ウエストラインが膨れた「Iapetus」の鮮明な画像を公表した。
この画像により、Iapetusの赤道上に、黒ぽい半球を二つに分けて、長さが左右1300Km以上に達する、高さ20Kmの尾根が存在することが明らかになった。

 この尾根は、多数の山で構成されるが、直径1,400Kmの小さな「Iapetus」に、5倍の大きさの火星の最高峰オリンパス(エベレストの3倍)に匹敵する高い山が存在することが驚異であり、謎である。

異色の土星の月「Iapetus」の魅惑的な姿 2004-12-30

 12月31日にカッシーニが土星の氷の月「Iapetus」 の近傍65,600KMの距離を通過する。

 「Iapetus」 は直径は1,436Kmの土星の3番目に大きさの月で、ドラマチックなコントラストの表面で有名である。半球は新しい道路のタールの如く黒く、後の半球の極は、雪の如く輝いているいて、魅惑的な姿を見せている。

NASA/ESA;カッシーニ「ホイヘンス・プルーブ」の分離に成功 2004-12-25 

 NASA/ESAは、24日に予定通り、カッシーニからホイヘンス・プルーブの分離に成功し、ホイヘンス・プルーブは土星の最大の月タイタンに向け出発した。

 ホイヘンス・プルーブは直径2.7メートルの円盤型で、パラシュートでゆっくり降下しながら、大気成分、 地形などのデータを収集し、カッシーニ経由で地球に送ってきて、1月14日にはタイタン上空に到着する予定。

 タイタンは太陽系で唯一、大気層を持つ衛星で、古代の地球と似ている と言われ、厚い大気層のベールに包まれている為、その素顔が今回の探索で、その 謎が解き明かされることが期待されている。
 

ESA;ホイヘン・プルーブが、タイタンに向け出発  2004-12-23

 カッシーニ・ホイヘンスの第1年目の最大のイベントは、6月の土星到着であったが、愈愈、ESAの開発したホイヘンス・プルーブが、12月24日にカッシーニから放出され、タイタンに向け出発する第2フェーズに入った。

 タイタンに到着する前に、途中で取得したタイタンの大気のデーターが送られてくる計画で、謎の多いタイタンの大気の解明が期待されている。

 右の画像は、NASAが提供したアーチテストが描いたコンセプト;ホイヘンス切離の想像図。

閑話休題:土星探査機「カッシーニ・ホイヘンス」の名前の由来 2004-12-19

Jean Dominique Cassini
Christiaan Huygens
 NASAとESAが共同で打上げている土星探査機「カッシーニ/ホイヘンス」には、土星探索の先駆者「Jean Dominique Cassini」 「Christiaan Huygens 」の名誉を称えて、その名前が付けられている。

Jean Dominique Cassini
 イタリア生まれのフランスの天文学者・ジーン・ドミニク・カッシニ(Jean Dominique Cassini 1625-1712年)は土星の月、イアペトゥス、レアー、テチス、及びDioneを発見した。 1675年には、カッシーニは土星のリングがギャップによって2つの部分に分けられることを見つけた。この ギャップは彼の功績を称え「Cassini Division 」と名付けられている。

 イアペトウスは、土星から約350万キロ離れた軌道を回っている直径が1436キロの氷で覆われた小衛星である。カッシーニは、イアペトウスの明るさが変化する事を見つけ、イアペトウスの半分がもう一方の半分に比べて暗いという仮説をたてた。この仮説は、太陽系惑星の観測の旅を続けている探査機ボイジャー1号機(1977年打上)の観測により、事実が確認された。

Christiaan Huygens
 オランダの物理学者・天文学者・数学者クリスティアン・ホイヘンス(Christiaan Huygens 1629-1695)は、1655年、土星の最大の衛星「タイタン」を発見した。 ホイヘンスは同様に天文学に対する他の数多くの重要な功績を残している。 カッシーニに搭載されている「ホイヘンス・プローブ」は、彼の名誉を称え名付けけられた。

 又、ホイヘンスは、物理学者・数学者として光の偏向を発見 、振り子時計の発明でも有名である。

NASA;ホイヘンス・プローブタイタン着陸の想像図 2004-12-18

  NASAが公表した、1月14日に予定されている、ESAの「ホイヘンス・プローブ」がタイタン着陸の様子を描いた、アーチスト・コンセプト想像図。

NASA;タイタンの高層大気のマルチレアーの画像を公表 2004-12-17

 NASAは16日、カッシーニのカメラが夜側から捕らえた、土星最大の月タイタン(Titan)の超高層大気の画像をカラー化した結果、何層もの驚異的な数のもやから成り立っていることが判った。

 多くの細かいもやは地表数百kmにおよび、薄い三日月形だけが直接日光を受けた部分である。

NASA;Cリンクの画像公表 2004-12-10 

 NASAは、10月29日に838,000Kmの距離で、カッシーニ宇宙船が捕らえた、土星の外側のリンクCの輝度が極端に変化する鮮明な画像を公表した。

ESA;ホイヘンス・プローブ切り離しの概念図を公表 2004-12-08

 ESAは、12月後半に土星の最大の月「タイタン」へ着陸を予定している、 ESAが開発した「ホイヘンス・プローブ」をカッシーニから切り離しのアーティストの概念図を公表した。

 「ホイヘンス・プローブ」は母船カッシーニから切り離されてから、約3週間タイタンの大気圏を漂うが、ホイヘンスに搭載された種々の科学的センサーにより、大気の状態のデーターが送られてくることが期待さている。

熱シールドを捨て着陸態勢に入るホイヘンス 主エンジンを噴射するカッシーニ ホイヘンス切り離し

輝く土星の月「Dione」 2004-11-26

 NASAは、10月27日にカッシーニ宇宙船が、100万Kmの距離から撮影し送ってきた輝いている土星の月「Dione」の画像を、公表した。Dioneの直径は、1,118Kmである

クロスした縞模様は、12月の中旬に高精密度の画像が得られる予定である。

対照的な二つの土星の月 2004-11-24

 NASAは11月23日に、土星を周回中のカッシーニのカメラが捕らえた、対照的な土星の月の鮮明な画像を公表した。

 土星最大の月タイタン(Titan)と5番目に大きいテイティス(Tethys) で、それぞれ直径は5,150Kmと、1,060 Kmである。

タイタンは厚い大気層に覆われ、一部しか見えないが、詳細なデーターは来年1月に予定されている、ESAの小型ホイヘンスの着陸による調査が期待される。

 テティスは、全面灰色の氷で覆われていて、氷の謎は2005年9月に予定されている大接近の際に、解明される事が待たれる。

Titan Tethys

地球の月によく似た土星の月レアー 2004-11-23

 レアー(Rhea)は、1,528Kmの軌道を周回している、土星の2番目に大きさの月である。
 このイメージは10月24日に170万Kmの距離から、カッシーニの可視光カメラにより撮影されたもので、地球の月によく似た沢山のクレーターが鮮明に写し出されている

土星の衛星タイタンの謎に迫る 2004-11-06

 米航空宇宙局(NASA)の土星探査機『カッシーニ』は26日に、太陽系のなかでも最も謎の多い天体と言われている衛星タイタンに1200Km の距離まで接近し、初めて、もやに覆われたその表面の明るい部分と暗い部分が点在する画像を撮ることにに成功した。これの分析にあたっている研究者は、なぜこのような明暗に分かれた部分が現われるのか、原因が特定できず、困惑している。

 12月の後半に予定されている、欧州宇宙機関(ESA)の小型探査機『ホイヘンス』(Huygens)のタイタンへの着陸による地表面のデーター取得に期待されている。

 ホイヘンスは、タイタンの軌道を1月14日まで回った後、パラシュートを使ってタイタンの地表に降下し、この間、軌道を回るカッシーニにデータが送られる。

 又、ホイヘンスは大気圏突入からおよそ2時間半後、タイタンの表面に激突するか、エタンまたはメタンの海が存在すれば、着水することになっている。観測機能に異常がなければ、バッテリーが切れるまで、30分間にわたってデータをカッシーニに送信し続けられる。

タイタンの複雑な表面 2004-10-29

 NASAは26日、カッシーニの視覚の赤外線のマッピング分光計によって取られた火星の最大の月タイタンの複雑な表面の画像を公表した。

 この画像は、 3つの赤外線の波長:2ミクロン(青); 2.7ミクロン(赤); そして5ミクロン(グリーン)
で、10万Kmから14万Kmの距離から取られた偽色彩イメージの合成画像ある。

 画像の上の、南極にはっきりしたメタン雲が確認でき、12月に予定されているカッシーニが搭載している「ホイヘンス」の着陸地点を決めるのに役立つ。

カッシーニ タイタンに大接近 2004-10-24

 10月26日、カッシーニは、火星の最大の月タイタンに、1200Km以内に大接近する。
次の段階は、12月に予定されている、ESAのミニ探査機「ホイヘンス」(Huygens Probe )のタイタンへの着陸である。

 大接近のテレビ画像は、10月26日午後6:30 (PST)から、NASAカッシーニ・サイトで見れます。


ESA:ミニ探査機「ホイヘンス」のテスト完了 2004-09-19

 ESA(欧州宇宙機構)は17日に、土星を周回中の探査衛星「カッシーニ宇宙船」に搭載されたESAのミニ探査機「ホイヘンス」(Huygens Probe )のテストを9月14日に実施し、順調に作動していることが確認した旨発表した。

 ホイヘンス・プローブは、12月には土星の最大の月「タイタン」に着陸し、タイタンのデータを収集する予定である。

カッシーニ土星の新たなリングを発見 新惑星も発見か 2004-09-11

 NASAは、9日に、土星に新たなリングが見つかったと発表した。
探査機カッシーニが撮影した画像を分析の結果、内側から4番目のAリングと5番目のFリングの間に存在し、土星から3.8万Kmの位置にあり、幅は約300Kmである。

 又、Fリングの外側1000Kmのところに、小さな物体が1乃至2個存在することを発見したことも明らかにした。ただこれが小惑星かどうかは未確認である。

寒々とした土星のリンク 2004-09-08

 NASAが公表した土星のリンクの偽色彩イメージは、各リンクの間に、はっきりと温度差があることを示している。
赤色のリンクはおおよそ-261度F、 青色は-333度F、グリーンは-298度Fである。

紫のベール包まれた土星の月「タイターン」 2004-08-25

 NASAは、カッシーニが土星の月タイタンに最初に接近した時に撮影した画像を公表した。
 
 この画像は、338ナノメーター帯の紫外線フィルターを使用して撮影されたものに、擬似色がつけられたもので、2つの薄いもやの層が認めら、あたかも紫のベールに覆われているように見える。

 低い層の厚さは400Kmで、高い層は地上数百Kmから始まり厚さは120Kmである。

光と影 2004-08-01

 NASAは7月30日に、カッシーニが6月21日に630万Kmの距離から撮影した、土星の南半球の暗い影が、土星の輪のEnckeギャップまで広がっている鮮明な画像を、公表した。

NASA:巨大クレータのある衛星ミマスの写真を公表 2004-07-27

 NASAは26日に、土星探査機カッシーニが捕えた、巨大クレータを持った、土星の衛星「Mimas:ミマス」の写真を公表した。

 この写真は、カッシーニが土星の軌道に投入直後に、約170万Kmの距離から撮影されたもので、直径398Kmの「ミマス」に、直径130Kmの巨大クレータ「Herschel:ハーシェル」が存在し、異様な姿を見せている。クレーターの深さは10Kmで、丘の高さは6Kmである。

NASA:二つの顔を持った土星の衛星の画像を公表 2004-07-17

 NASAは、7月15日にカッシーニが3,000Kmの距離から 捕らえた、二つの顔を持った、土星の衛星「Iapetus ;イアペトウス」の画像を公表した。

 一見三日月のように見えるが、地表面を覆う物質が場所によって違う為に、明暗がはっきり出ている。その黒っぽい物質が、隣の衛星から飛んできたものか、内部から噴出したものかは不明である。

 イアペトウスの直径は、地球の月の3分の1の1,436Km 。

NASA/JPL;土星の輪の新画像を公表

 NASA/JPLは、カッシーニに搭載の紫外線イメージ分光器( UVIS:Ultraviolet Imaging Spectrograph Instrument)で撮影した、土星の輪の写真を公表した。

 UVISは、コロラド大学の紫外線イメージ分光器研究グループがJPLに協力して開発したもので、画像はそのチームが解析したもの。

 この画像は、リンクの外側の部分がより多くの氷が存在していることを示している。
CASSINI UVIS

「カッシーニ」土星の月「サターン」のヴェールを剥ぐ 2004-07-04

 NASAは、「カッシーニ」から送られて来た、何層のスモークガスに覆われ見せたことの無かった、火星の最大の月「サターン」(Saturn)の表面の画像を公表した。

 画像は、搭載している「Visual and Infrared Mapping Spectrometer」の近赤外線(2.0,2.8,0及び5.0microns)を使い撮影したもので、宇宙開発の歴史上の快挙である。

 「サターン」には、本年12月25日に「カッシーニ」に搭載している、ESAが開発したミニ探査機「ホイヘンス」(Huygens Probe )を「タイタン」に着陸させる予定で、新発見が期待されている。

「カッシーニ」新事実を発見 2004-07-03

 カッシーニが土星の周回軌道に投入されてから僅か2日であるが、既に新事実が続々と送られてきている。

 土星の輪の材料が、予想に反して、氷だけではなく「土ぼこり(Dust)」がしめる割合が多い事が判った。

 又、別の観測機材が、リンクの端で多量の酸素を見つけた。ハッブル宇宙望遠鏡による観測で、既にhydroxy(水酸基)の存在は確認されていたが、原始的酸素が見つかったのは初めて。

 今後の調査活動で、土星の輪の生成の謎、太陽系誕生の謎に迫る、新事実の発見が期待される。
Cassini 土星の衛星タイタン

NASA・ESA:土星探査機「カッシーニ」土星に到着 2004-07-01 

 米国NASAは、欧州と共同で打上げた土星探査衛星「カッシーニ」(Cassini )が、予定通り6月30日午前7時36分(米太平洋時間)に、エンジンを逆噴射し、秒速15Kmに減速し、土星の「F」「G」リンクの間をすりぬけて、周回軌道に投入されたと発表した。又、その際搭載カメラで撮影した土星の輪の鮮明な縞模様の画像を公表した。

 「カッシーニ」は、1997年10月に欧州宇宙機関(ESA)と共同で打ち上げたもので、7年の歳月を掛けて到着し、これから4年間、76周して土星の大気の測定や7個の衛星の撮影を行い、土星の神秘を調査する。

 又、12月にはESAが開発した着陸機「ホイヘンス」(Huygens Probe )を、土星最大の衛星「タイタン」に着陸させる予定で、窒素ガスで覆われた地上の様子の画像が送られて来て、新たな発見が期待されている。

NASA・ESA:土星の無人探査機カッシーニ、土星の衛星フェーベに接近 2004-06-14 

 米国NASAは、欧州宇宙機関(ESA)と97年10月に、共同で打ち上げた土星・無人探査機「カッシーニ」(Cassini )が、土星の最も外側を回る衛星フェーベに約2,000Kmまで接近し撮影し、ディープ・スペース・ネットワーク経由で送って来た、骸骨の様な多数のクレータがある鮮明な画像を公表した。

 フェーベは、月の約15分の1の大きさの衛星で、31個ある土星の衛星の中、唯一逆向き回りの傾いた軌道を持つた奇妙な謎の衛星。土星が誕生後、土星の引力に捕獲されたのではとの説が有力で、今回の調査でこの謎が解き明かされることが期待されている。

 カッシーニは7月1日、探査機として初めて土星の周回軌道に入り、約4年かけて土星の輪などを詳細に調べるほか、本年末には、搭載しているESAが開発したミニ探査機「ホイヘンス」(Huygens Probe )を土星最大の月「タイタン」に着陸させる予定。